中世ヨーロッパの都市住宅のアレ

medieval timber framing house

中世~近世頃のヨーロッパに建てられたこの手の半木骨造の都市住宅は、上層階が道路側に張り出しているケースが良く見られるわけですが…さて、この張り出しは何という名称なのか気にしたことがなかったために少し調べてみました。

「Jettying」と言うらしいです。

張り出した部分は「jetty」と呼ばれています。「jetty」には複数の意味があり日本語訳では桟橋、突提といった意味になります。ニュアンス的には張り出した状態のものを指すのかもしれません。

この張り出し部分ですが、なぜそうなったかには諸説があり、都市の過密化が著しかったゆえに床面積を増やしたかったという説が有力です。あとは雨が下層階にかからないようにするためとか…。

16世紀ごろまで多用されたこの手の建築でしたが、過密化が著しかった都市において、採光や空気循環の悪化による不衛生さ、火災に対する脆弱さ、不安定な構造による危険性などの問題もあり、やがて一部の国や都市においては規制や禁止の対象となり、次第に姿を消していきました。(ルーアン→ペストの流行により16世紀に禁止。ロンドン→ロンドンの大火により17世紀に禁止…など)

jettying
おまけ

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